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化身来華【鬼滅の刃】

第8章 再会(さいかい)





3日間の休みでは…
これまでとは打って変わって

花札や西洋トランプ、百人一首をして楽しんだ


里巡りもさせて貰って、その時に師匠が助けた人達が作った里だと知った


その時…
農園の方に、薬草園があること

お風呂の水が、温泉の源泉であること
師匠が掘り当てたことも併せて知った

観光のようで、温泉施設も食事もただで全て使わせてもらった


ここの刀や金属は全て、戦国時代の製法で作られていて重いこと
そして…鍛えた今では紙のように軽く感じること

刀を持って走り回ることも想定してのものなのだと、その時になってから知った


実は渡された衣服は金属繊維で出来ていて、非常に重いものに徐々にしていっていたことも併せて知った


気付かぬ内に鍛えられていって
それから刀と同じ重さ程度に減らされて
お蔭で羽が生えたように軽やかに、かつ滑らかに
片道一分も掛からない圧倒的な速度に、目を丸くしながら周回を続けていた

もうそれぐらいの力を、十分身に付けたと判断したからだということ
その時期が、半月経った頃だということも…
常に同じ条件で並走していたこと、夜には任務に出ていたこと…

いつ寝てるのか、休んでいるのか…
全く分からないほどで…

でもそれぐらい、師匠にとっては軽いものなのだと知った


しのぶ「師匠…次の修練は何ですか?
教えて下さい!!」

急く気持ちに駆られるがままに、夕暮れの中

私は師匠へ向けて叫んでいた


恵土「なら、その前に自分の刀の適性を知っておいた方がいい
刀には先に重心があるものと、そうでないものがある

まずは素振りして、どちらの方が扱いやすいか知ってくれ


急く気持ちはわかる
だが…地道に、休息も交えながら進めるべきことだ

落ち着いて挑もう」

しのぶ「…はい!」

私は…先に重心が傾いてない方が扱いやすいことを知った

色んな形状の剣を振らせてもらい
細剣のようなものの方が一番しっくり来た


それに合わせて、日輪刀をこしらえてくれるそうだ

陽光山まで観光に行き、それに合わせて私に合うものを見繕ってくれた
そして…刀鍛冶の里に連絡を取り、最終選別を終えた後に加工する玉鋼も渡し、その私に合った形状も伝達してくれた



お館様からは既に許可を貰っているらしい

玉鋼を最終選別後に選んでもらうが
それは予備とするという条件で


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