第24章 慟哭と仲直り(どうこくとなかなおり)
その後…
猫の着ぐるみや犬の着ぐるみ等々…
どの年齢でも着れる数々の品を無数、縫製係が送ったそうな……
かのゲスメガネは…
蜜璃へ前開きの詰襟を渡そうとした折
私が連れて来た隊士に何してくれてんだ?ああん!?
と恵土から言われ刀に手を掛け圧を掛けられたことにより泣く泣く諦める(普通の詰襟を渡す)ことになった
ということへの報復(ささやかな仕返し)として送られてきたもの…
つまり事情を知った上でのやり返しである
それらは柱達からすれば好評極まれりであり、後に耀哉からも当時の写真を強く求められたとか……
そんな事になってる等預かり知らぬゲスメガネは、ざまあみろ!と思っていたそうな
精々着せ替え人形の心地で長く長く過ごすがいい!とも
実弥「何を考えてこんなもん送りつけてやがんだ
縫製係は;」顰めっ面←両手で取って広げて見る
義勇「まあいいじゃないか…
楽しいし//」微笑
恵土「きゃーい^^」犬の着ぐるみ、よちよち歩きで手を伸ばす←三歳児の大きさ
蜜璃「きゃわいーい><//♪」頭を振る
カナエ「恵土ちゃんこっち向いてー!^^//」撮影機を向ける
しのぶ「次はこっちをお願いします!!//」うさぎの着ぐるみを差し出す
黄色い歓声が飛び交う中…
実弥「まあ…いいか」溜息
実弥は思考を放棄した
テロップ『この作品唯一(折れぬツッコミ)のツッコミ役(ツッコミ神もとい原初の世界神(実弥は次期))が…折れた!』
小芭内「甘露寺、次はこれ(蛇の着ぐるみ)はどうだ?」差し出す
行冥「いや…ここはこちら(猫の着ぐるみ)をおすすめする」差し出す
杏寿郎「いや!ここは元気よく褌にハッピで行こう!!祭りだわっしょい!!」差し出す
アオイ「セクハラですよ;やめて下さい」じと目
無一郎「いや、ここは鴉の着ぐるみでしょ」差し出す
銀子「いいセンスしてるわ!流石無一郎!!」飛び回る
実弥「………;
まさか……
ここにあるもん全部着せるつもりか?;」たらーり
テロップ『そのまさかである』
結局一日中着替えと撮影に費やされ、耀哉へ通達と一部の写真が行ったのは夜だった…
その中には白無垢や警察等々多数あり……
次の日に起きてきた時は何を着せようかと興奮していた柱達でしたが…
起きてきた時には恵土は十八歳にまで成長してしまっており、それを見た瞬間膝から崩れ落ちました
