【呪術廻戦/五条悟R18】── 花冠の傍らで ──
第7章 「背伸びの先にある恋**」
「ねえ、。そのまま……ちょっとだけ、手、動かしてみて」
言われた意味が理解できなくて、ぱちぱちと瞬きを繰り返した。
(……動かす?)
え。
どういうふうに?
ちょっと撫でるみたいに?
それとも強め?
いや、でも、そんなのしたら……
だめ、想像しただけで頭が沸騰してきた。
「っ、むり、です……っ! 動かすなんて、そんな……っ」
「何事も経験だよ。……ほら、こうやって」
そう言って、先生は私の手を上下に動かした。
「あ……っ、せん、せ……っ」
「……ん、……、上手……」
動きに合わせて、脈打つような硬い感覚が手のひらに伝わってくる。
「……は、っ」
頭の上から、短く掠れた吐息が降ってきた。
いつもは余裕たっぷりの先生の声が、甘く濁っている。
(あっ……)
視線を上げると、少しだけ眉間に皺を寄せて、色っぽく息を吐き出す先生と目が合った。
水気を帯びた蒼い瞳が、とろんと細められている。
私が触れているせいで、先生が気持ちよくなっている。
手のひらの中で、先生のものがさらに大きく脈打つの感じた。
それに呼応するように、私の心臓もうるさいくらいに跳ね上がる。
(……どう動かせばいいのか、わからないけど)
握った手を少しだけ滑らせてみる。
指先が先端のわずかに段差になっている箇所を掠めた瞬間――
手のひらの中で、先生のものがビクンッと大きく跳ねた。
「、それ……やば……」
私が気持ちよくされているわけじゃないのに。
ただ手のひらで先生を感じているだけなのに。
さっきお預けにされた身体の奥が熱くなって、勝手に疼いてしまう。
「っ、せんせ……っ」
気持ちよさそうにしている先生を見ていたら、無意識のうちに手にぎゅっと力がこもってしまって。
先生のものをきつく締め付けてしまった。
「はぁっ……!」
先生が荒い息を吐きながら、私の手をそっと止めた。