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それは瞬く星のように【ヒロアカ】

第5章 それは瞬く星のように








間に合え、間に合え……!


子供達と別れた白失は士傑高校から程近い公安の拠点へと車を走らせた。


今回の作戦でホークスはエンデヴァーと共に群訝山荘でオール・フォー・ワンを迎撃する。
そのために来ているのだ。

少ししか生えてこなかった剛翼を補うため、サポートアイテム会社とサポート科の技術の粋を集めた義羽が開発され、ギリギリまで最終調整をしている。

エンデヴァーは先に出発したと聞いたため、ホークスももうすぐ出てしまう。


拠点に着いて早々に半ば車を乗り捨てる形で止め、とにかく急いでホークスが待機する部屋に向かう。









「ホークスッ!!」


大きく音を立てて開いたドアにホークスは驚いて振り向いた。

ドアの先には息を切らした白失の姿。

確か彼女は士傑高校に配置されていたはずで……

「えっ、白失さん?どうしてここに……」

とっさに口から出たのは驚きの声。

いくら作戦前で集中していたとはいえ、彼女の持っている剛翼が拾う音が聞こえないなんてことは……と思って耳を澄ませてみると、心拍や呼吸音は聞こえない。


どこかに置いてきたのか……?

これまで肌身離さず持っていたのに?



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