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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 副隊長、基地が大変です


銃剣を怪獣の肩に刺して、拳に力を込め思いっきり顔を殴った。

ぐりんッと回る首。


刺した銃剣の上に跳び乗りそこからまた跳んで、身体を回転させながら頭に踵を振り落とした。


「凉、ヤケなっとるで!」


あ、つい…銃が当たらないと手や足が出てしまう。


すぐに銃剣を引き抜きながら肩から降り、空中で銃を撃ちまくる。

半分以上当たっていない。

なんで私はこんなに下手なんだろう。


怪獣から距離を取った宗四郎がいきなり膝をつき、ぽたぽたと血を垂らす。

オーバーヒート…これ以上彼を戦わせるのは…。

だが私もそろそろ限界を迎えるだろう。

どうする…駆動限界までに倒せるとは思えない。


私たちがこいつを殺らなければ、みんなが危ない。


地面に着地しまた高く跳び銃剣を構える。

拳が飛んできて避けようとしたが空中で身動きを取れず、身体を守るように両腕を前に出した。


受け身を取りながら地面を転がり顔を上げると、余獣が飛んできたので急いで後方へ下がりながら、次々と自爆していく余獣を避ける。

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