第8章 年下幼馴染はご乱心✿保科宗四郎✿
どんなところかはわからないが大人しくついていくと、どう考えても寮とは比べものにならないとこに連れて来られた。
基地の外に出たからおかしいとは思った。
「僕ん家へようこそ!好きにしてや〜!」
なんとなく察しとったよ…私に何されても文句言えへんからな。
荷物を置き部屋の中を案内してもらってから背中に飛びついた。
「シャワー貸して!」
「っ!?ちょ、重い重いっ!!びっくりしたやん!」
重いとは失礼な、レディーやぞ。
腰に足を巻き付けるとすぐに支えてくれたので、彼の隊服のファスナーを下げながら浴びよと耳を食んだ。
身体がピクっと跳ねて一瞬甘い声を漏らした彼に追い打ちをかけるように舐めて、穴に舌を滑り込ませる。
「っ、ばっ…アホ、あかんて…僕、耳弱いねんけど……ぁ…。」
声、可愛ええ…弱々しく言葉を吐き、息が荒くなっていく彼が愛しくて堪らない。
膝をついた彼は太腿から手を離し振り向いて、口を押さえ両手を片手で掴んでくる。
「僕、待っとって言うたよな。それ以上したら、泣かすで。」
鼻がつきそうな程の距離で鋭い赤紫に睨まれた。
怒られるっ…!
「ごっ、ごめんなさい!」
ニコッと笑った彼は頭を撫でて抱き上げる。
「えっ、えっ…?宗四郎くん?お尻揉まんで!?」
お尻を揉まれながらリビングを出て脱衣所に辿り着く。
私を降ろしてタオルを渡してくると、隊服のファスナーを下げて満足気に笑った。
私がさっき下げたからお返しのつもりなのだろう。
「綺麗にしてき〜。」
「ひゃっ!?」
ベルトの隙間に指を滑り込ませた彼はインナーに指を掛け、胸が出るギリギリまで捲ってきた。
パッと指を離し、機嫌良さげに笑いながら脱衣所を出ていく。
「なんやのあれ…さっきまであんな、私に攻められとったやないか…。」
やはり彼の方が何枚も上手だったようだ。