第3章 【先生】
その繰り返しです。先生は彼らと同じ理由で別れ続けました。
『君"も"、僕との体の相性が合わなかったんだねぇ...ごめんねぇ....』
最後に付き合った子とも、君もってどういう事だぁ!!と言われ、破局。
ーーーもう、この学校はだめかな...
先生に恋人は今はいないようですが、そういう関係の男子生徒達は、たくさんいるみたいです。
「じゃあえっとねぇーー」
と、テキトーに、女子生徒を指名しようとした先生ですが、
その瞬間、すっと手を伸ばした男子生徒が1人。
「はい、先生、俺分かります」
その瞬間、男子生徒達の間で、冷たい雷が落ちます。
ーーーあいつまだ食われてなかったのかっ!あのっ!
ぼきっ、と白衣の先生は白いチョークを、驚いて折ってしまいました。
ーーー皇空(すめらぎそら)先生にっ...!!