• テキストサイズ

愛おしい彼は、僕の...《R18》

第10章 【後輩】



「ぐはは...」


頬杖をついて、俺は涎を垂らした。


ーーーやった...!俺はやったんだ...!


部屋ん中でただ一人、物思いに耽っていた。


昨日の少年...想といったか。


名前にぴったりの、小動物のような綺麗な人間。彼を救ってやったのはこの俺なんだ...


くくく...と何もしてなくても笑いが込み上げてくる。


昨日からずっとこんな調子だ。


昨日殴られたばかりのはずの傷は、しかし全く痛みを感じない。


あの後、警察の人に事情聴取されてそのまま家に帰ってきたのだが..。


彼とはあれっきり、一言も会話を交わさなかった。


「きっと..」


きっと...


彼は、俺に憧れただろう。


あれだけの事を、俺はやってのけたから。


もしかして、今頃また俺と会話をしたがってるかもしれない。


あの震えるまなざしで、俺を探しあぐねているのかもしれない。


そう思うと身震いがした。震わせないと、興奮を発散させる事が出来ない。


...そうだ。さながら昨日の俺は少女マンガのイケメンヒーロー..


ヒロインのように可愛らしく、彼は俺に焦がれるのだ...


あの、何よりも純朴な瞳で...

/ 159ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp