第20章 結婚
「これ食ったら、デート行かへん?ドライブデートや。」
「ドライブ?」
彼が運転してるとこを見たことがないので首を傾げる。
食べ終わり片付けをしてから何を着おうかなと服を探しに行く。
ドライブデートってどんなのがいいんだろ…。
「美影〜、僕が選んでええ?」
頷いて待っていると、これはワンピースなのかトップスなのか聞いてきた。
翳されたものを見ると、フルジップのパーカーミニワンピだ。
着てみてと言われたので着てみると、座ってと言われたので座れば、覗き込んできた。
いや、なんで?
「ん、毛ぇ見えとる……あたっ!」
えっち!とぺちっと軽く頭を叩いた。
それにブラだけつけて行こうと言われる。
あんなに露出が高いのは嫌だと言っていたのに…持って来なければよかった…。
というか、ブラだけってなに…。
ファスナーを下げて腕を抜き、彼が選んだブラをつけられ、またファスナーを上まで上げられた。
スマホだけを持たせられ、そのまま外に連れて行かれる。
え、下着は…パンツ履かせて…。
めっちゃスースーする…。
宗四郎はワイドパンツにオーバーサイズのシャツをインしている。
なんでそっちはそんなかっこいいの…。