第20章 結婚
宗四郎こそ、めちゃくちゃかっこいいんだけどな…。
「おでこ出してる〜かっこいい!」
「ははっ、ええやろ!君が好きなん、デコ出し!」
前髪を分けて根元を立ち上がらせてるので、眉毛とか目とかよく見えてかっこよすぎて、つい額にキスをしてしまった。
なにしてるん?と笑うので、もう行こと言って玄関に向かう。
「んーめっちゃ可愛ええけど…そないな格好しとると、脱がしたくなるなあ…。」
ゆったり目の袖が七分丈のトップスにロングスカートで、何故脱がしたくなるのかわからない…。
スカートを捲し上げられて驚いた。
戸惑っていると、下着が見えてしまっている。
さすがに早すぎるって…。
この下はちゃんと着とるん?とトップスも捲られて、お腹が見えてしまった。
「着てないやーん。まっ、ええか。行こか!」
パッとスカートとトップスから手を離して、靴を履き始める。
私も急いで靴を履き追いかける。
ヒールがあるのでいつもよりも宗四郎の目線が近くて、今度からヒールあるのは禁止だと言われた。
それは…ちょっと、聞けないかな。
シャツから覗く腕に巻きつくと、手を握られて指が絡む。