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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第20章 結婚


彼女の愛液で濡れた指を舐めていると、振り向いてやめるよう言ってくる。

今までいくらでも舐めてきたのに。


「手、離して…。」


「あ、すまん。痛かったか?」


首を横に振りながら僕の方に身体を向け、熱を持った僕の中心に手を這わせてきた。

その手を掴んで触らなくてもいいと指を絡めてギュッと握る。

どうして?と首を傾げる彼女が可愛くて、額に口付けた。


「しやん。だって君、したら、したいだけなんか言うもん。」


「っ!ごめん…。」


「ん、僕も意地悪な言い方した。」


申し訳なさそうな顔をした彼女を抱き寄せて謝る。


起き上がってノンアルコールのウェットティッシュを取り、冷たいけど我慢してやと言って、濡れたソコを拭いて自身の指も軽く拭いてから、抱きしめて目を瞑った。


したいと呟く彼女の額に口付けておやすみと言う。

僕もしたいけど、今したら明るくなってしまう。


未だに硬さを保ったままの僕のソコに太腿を擦り付けてきて、口ですると言ってくるが、ほんまにええからと彼女の身体に足を絡めた。


「ごめんなさいぃ、もう言わないからぁ、したいだけなんて言わないから…したいぃ…。」


そんなしたくなってるん?

でも、僕だって何回も言われて傷付いた。
全然信じてもらえへんし。


「しやんて。まだイき足りひんならイかせたるから。自分がしたかったらそう言うくせに、僕が無理やりしたら怒るんやな。」


つい言ってしまった。

僕が強く言えることちゃうのに…。


彼女は目を伏せて謝り、僕と距離を取って背を向けてしまった。


「うっぐえぇ…。」


「ごめんやん、もう寝よや。朝なってまう。」


お腹に手を回して引き寄せたら変な声を出させてしまったようだ。


彼女も諦めて寝てくれるようだから、そのまま目を瞑って眠った。

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