第17章 宗四郎
落ち着いてきたので宗四郎の横に置かれた避妊具を手にし、封を切ってつけていく。
「やり方覚えてもうたん?僕、教えてへんのに…。」
初めてこれを見せられた時はなんなのかわからなかった。
でも、何度か彼がつける姿を見ていたので、覚えたのだ。
つけ終えて彼の胸を押し仰向けにさせる。
「美影が上なん?」
「宗四郎のこと気持ちよくするの。朝みたいに声出して?」
忘れてくれやと笑われたが、あんな風に喘ぐ宗四郎をもう一度見たい。
正直、気持ちよく出来る自信はないけど…。
彼の腰に跨り、陰茎を手で支えながらナカに挿れようとしたのだが、上手く入らない。
親指で割れ目を開かれて場所を確認しながら、自身を握って挿れてくれる。
先がナカに入ると、腰を持たれて沈められる。
クネクネと腰を前後に動かすと、少し彼の顔が歪んだ。
これ、奥にあたる…。
「あっ、や…だめ…宗四郎は動かしちゃだめ…んっ…。」
下から突き上げられて奥を突かれると、キュウキュウと彼を締めつけてしまう。
膝を立てて彼のお腹に手をつきながら、腰を上下に動かす。
「はっ、えっろいなぁ…そないに足開いて、自分で腰振って……クリも繋がっとるとこも、全部見えてもうてるで。」
お腹についた手を指を絡めて握られて、彼の目からアソコを遮るものがなくなった。