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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第16章 10号


副隊長室につくと開けてと言われたので、ドアノブに手を飛ばし扉を開けると、そのまま入っていくので扉を押さえながらぶつからないようにした。

部屋の扉も同じように開け入ると、ベッドに降ろされる。


「あ〜重かったわ、腕もげそ。」


お腹をポンっと叩くと冗談やんと笑う。

あんなにムキムキなのだ、少し私を背負って歩いたくらいで、そうなることはないだろう。


明日第6に連絡せんとなと私の頭を撫でながら呟く。


ちょっと頂戴と言いながら机に置いてある私の飲みかけのお茶を飲んでから、ジャージを脱がされた。


「ブラは取らんでええの?」


取ると呟いて背中に腕を回すと、取ったると背中に手を回されてホックを外される。

そのままTシャツから腕を取り下着を外してまたTシャツに腕を通す。


宗四郎さんといると、何も出来なくなりそ…。
何から何までしてくれる。


というか、こういう仕事してるし、いつまでも綺麗な自分を見てもらいたい人もいるし…ナイトブラとかした方がいいのかな。


ベッドに寝っ転がると宗四郎さんも隣に寝っ転んだので、スマホを手にして少し弄る。


「まだ寝やんの?…さっき起きたから寝れんか……何見とるん?」


見られたくなくて、すぐにスマホの電源を落とした。

ナイトブラを見てるというのは知られてもいいが、女性の人が着用してる写真もあるので、それを見て欲しくなかった。


「ご、ごめん…ナイトブラ見てて、他の女の人の下着姿見て欲しくなかった…。」


「なんやそれ、そんくらいなんとも思わんし。……僕に選ばせてや。ええ?」


スマホを渡すと、すでにパスワードを知られているのですぐに開かれ、見ていた画面が出てくる。


仰向けになって私にも見えるようにしてくれたので、一緒に見ていく。

ゆっくりスライドしていき少しすると指を止めて、とある商品をタップする。


「これええな。レースとかやないからそんなえろく見えんのに、真ん中に穴空いとるから、めっちゃえろい。」


えろさ基準なの?

というか、なんか複雑…知らない人の谷間見てえろいとか言ってる。


気付かれたのか、君が着とるの想像して言ってんのやと言われた。

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