第13章 指輪
ホテルに戻って一緒にお風呂に入ってベッドに座ると、私の横に手をついて前屈みになって顔を近付けてくる。
「前しとる時、宗さん言うてたけど、あんま呼ばんでな?無意識に言うてもうたんはしゃーないけど。クソ兄貴も宗さんやからな…。」
「わかった。なんかこう呼んで欲しいとかある?」
彼は少し考えると、やっぱ普通に宗四郎がいいと笑った。
宗四郎さんと呼ぶとなんやと言って口付けてくる。
「そうや、さっきいっぱいしよな言うたけど、まだ出来んよな?」
どうしてだろうと少し頭を捻る。
もしかして、生理のことだろうか。
私はいつも5日以内には終わる。
終わったよと笑顔を見せれば、じゃあいっぱい出来るなと笑った。
いっぱいってどのくらいなんだろうと不安になった。
もう一度キスをすると深いものになり、くちゅくちゅと音を鳴らしながら激しく舌が蠢く。
糸を引きながら唇が離れると、胸元のバスローブを合わせているところに指をかけられた。
「バスローブってなんか…えろいよな。」
共感出来ずに首を傾げた。
この下なんも着てへんねんでと、露わになった赤紫に見つめられる。
確かに、宗四郎さんがこの下は全裸だと思うと、興奮してきてしまうかも…。
「勃ってる…。」
膨らんでいるソコに人差し指をあてる。
「えっちやな。僕のちんこ、どうしたいん?」
屈んでいた身体を戻した彼を見つめて舌を出す。
「ふっ、ええで。」
緩く笑って頭を撫でてくれたので、バスローブの紐を取って露わになったソコに舌を這わせる。
裏筋を舐め上げたり陰嚢を口に含んだりしていると、彼の口から荒い息が漏れだしてきた。
私の頭を撫でながら、気持ちええでと吐息のように吐き出す。
ある程度舐めていると完全に硬くなったので、陰茎を口に含み裏筋に舌を這わせながら扱いで、彼の顔を見つめる。
「あかん…美影のこと触りたいねんけど…。」
肩を軽く押されたので口を離すと、ゆっくりと後ろに倒される。