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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第5章 嫉妬


ベッドの上で悶えると好きな人の匂いに包まれて、また悶えてしまう。

そんなことをしていると、10分も経たずに宗四郎さんが戻ってくる。

座り直して髪を整えた。


「ふっ、何してたん?」


見られていたらしく、笑われてしまう。


平静を装っておかえりなさいと彼の方を向くと、何も着ずに、下着すら身につけず、髪を拭いていた。


「しっ、下着くらい履いてください!」


「もう何度も見たやーん。......なんや、興奮するんか?」


揶揄われると思ったら、耳元で艶めかしく囁かれる。
いや、それも揶揄ってるんだろうが...。


「そんな反応すんなや、襲いたなるやろ。」


どうやら耳まで真っ赤になってるらしく、耳たぶから耳輪を舐め上げられる。

その擽ったさに身体を捩り声を漏らした。


「お、襲ってくれても...。」


つい、思っていることが漏れてしまった。

アホかと頭を軽く叩かれてしまう。


全裸のままの彼の腕を引っ張りベッドに寝かせようとすると、彼はあっさり、それに従うように仰向けで横になると、ベッドが軋む音がした。


「僕が襲われるんか?」


揶揄うように笑って、腰の上に跨った私を引き寄せ抱きしめる。


「エロい子に育ててもうたなあ。」


「なので、責任取ってくださいよ...。」


そういうことしないと言ってた通り反応がない彼の股間に、疼いている私のソコを擦り付けた。

しない言うたやろと腰を抑えられる。


「宗四郎さんのせいで我慢出来ないぃ...。」


全裸で耳なんか舐めたりするから...。


鼻にかかる甘えた声を出し、胸に顔を擦り寄せる。


しゃーないなぁと言う割には、開かれた瞳に熱を宿していた。

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