第23章 本音
「でもいいよ。……もっといっぱい悟を感じたい」
「だから煽んなって。どこで覚えてきたんだよ」
「私の本心」
瞬間、理性が崩壊したのか悟は私の唇を塞ぎ、大きな手で胸を包み優しく揉み始めた。
胸の突起を摘まんだり爪で引っ掻いたり、舌先で転がしたり突いたりして、そのたびに私の身体はぴくぴくと跳ねる。
「ちょ……オマエ、何して……」
「何って……愛撫だけど」
「あ……あい、ぶ とか……いらないから」
「やだ。はただ感じてて」
胸からお腹へ。
お腹から鼠径部へ。
下へ下へと悟の舌が向かうたびに、刺激は強くなる。
「ふ……っ、ぁ、あぁ……っ」
私の股の間に顔を埋め、割れ目に沿って舌を這わせた。
びりびりと電気が全身に走る。
頭がショートしそうなほど。
腰が無意識のうちに揺れるが、腰を掴まれ逃げ場を失う。
「やっ~~~!!……あ、あぅ……んっ、はぁっ……」
軽くイッてしまったのに、刺激は止まることなくそれどころか激しさを増す。
「ま、まって……。やばい……」
いくら制止の言葉をかけても聞く耳を持たない悟はずっと舐め続け、私は絶頂を迎えた。
大きく背中を仰け反らせ、私の尿道からはちょろちょろと潮が漏れた。
力尽きた私の身体はベッドに横たわり、胸を大きく上下させる。
「ちょっと待ってて」
くたばる私に声を掛け、悟は一度寝室を後にし数秒後、コップ一杯の水を私に渡してきた。
それを受け取るためにゆっくりと起き上がり手を伸ばす。
が、悟は私にコップを渡すことなくコップに口をつけた。
オマエが飲むんかい!!
っていうツッコミをしようと口を開けた瞬間、唇を塞がれ冷たい液体が流し込まれ喉へと降下した。
「んっ……」
それを何度か繰り返せば、私の喉は潤う。
潤ったけど、口移しで飲ませる必要なくないか。
普通に飲ませてほしかった。