第4章 対面
「俺、回転ずしがいい」
「あぁん⁉ケッ!!虎杖お前ホント!!ケッ!!伏黒も夏油も何か言えよ‼」
「俺もさすがにどうせならうまい方が。五条先生の金だし」
他人の金で食う飯はうまいのはわかるけど。
伏黒もこういう一面持ってんだな。
虎杖は釘崎にカップ焼きそばと焼きそばの違いを説明している。
え、今なんの話してんの。
寿司の話じゃなかったの。
「ていうか釘崎ド田舎出身って言ってたけど、回転寿司行ったことあんの?」
「うぐっ!!」
行ったことないのか、回転寿司。
どんな田舎に住んでたんだろう、すごい気になるんだが。
流れは完璧に回転寿司へとなっている。
初めてならリッパ寿司だという五条悟に、アコムかよっていうツッコミをしようと思ったけど喉から出る前にストップをかけた。
「おいまだ行くとは……」
「釘崎よく聞け。リッパ寿司はな……寿司が新幹線に乗ってくるんだ」
虎杖の衝撃的な発言に釘崎K.O。
行き先は回転寿司へと決まった。
タクシーを拾い、リッパ寿司へと向かう私たち。
車内では釘崎と虎杖のはしゃぐ声で賑わっていた。
「うおおおおおっ!!マジで新幹線乗ってきた!!」
タブレット注文にも興奮していた釘崎だったけど、新幹線がきたらもっと興奮していた。
タブレット注文したがる釘崎を奥の席へと座らせ、向かいの席は奥から虎杖、伏黒、五条悟の順に座る。