第5章 初めてのデェト
鏡の前で何度も確認する。
与謝野「そんな鏡見なくてもアンタは十分可愛いよ、自信持ちな!」
ナオミ「そうですわ、それに今日は一段と可愛いですわ!彼もメロメロに違いありません!」
鏡花「よく似合ってる」
デェトなんて初めてだから何を着たらいいのか判らなかった。
前日から服を合わせていたが、納得いかず結局当日になってしまったのだ。
そんなこんなで与謝野さんに助けを求めた。
すると、何故か私の部屋には探偵社女子が集合していた。
結局みんなの意見で白のワンピースにした。
与謝野さんにメイクをしてもらい、ナオミちゃんにはヘアセットをしてもらった。
鏡に映る自分は普段と違い、華やかになった気がする。
中也くんにどう思われるか、ドキドキだった。
そして約束の時間になった。
与謝野「ほら、そろそろ時間だろ?王子様が迎えにきたんじゃないかい?いってきな!」
与謝野さんに背中を押され、部屋を出ると車から降りて煙草を吸っていた彼と目が合った。
いつもと違う彼にドキッとした。