第2章 プロローグ
no side
ここは食事処五月雨…
パリの一角にある小さな食事処である
目立たない所にあるので有名人がたまに
利用する事がある
「はい!天ぷら丼お待ち!」
彼は雪、ここ五月雨の店主である
幼少期に両親を目の前で殺され感情が
少し出にくくなっている
「ただいまー雪兄手伝うよ!」
「助かるそっちのお客さんの会計そろそろ
だと思うからレジを頼む」
「はーい」
今帰って来たのは氷雨雪の妹でモデルである
少々暴走しやすい事を除けば普通の女性だ
「雪兄さん僕これから少し出かけますが
必要なものありますか?あれば買って来ます」
「特にこれといったものは無いな
なんか思い出したら連絡する」
「分かりました行って来ます」
敬語で話しかけて来たのは祐也
雪と氷雨の弟でプログラマー
誰に対しても礼儀を忘れない男である
五月雨は基本この3人で回している
しかし彼らには裏の顔がある…