第31章 愛する人の為、、、 太宰治、織田作之助
目覚めるといつもの如く一人きりだった。
腰の痛みが昨晩の行為の激しさを物語っていた。
気が付けば涙が溢れ出していた。
結局太宰くんにとって自分はどんな存在なのか判らないままだ。
抱かれている時、太宰くんは呟くように何度も私は自分のモノだと云っていた。
だけど目覚めると彼の姿はなかった。
自分一人じゃ処理できず、私は織田作に助けを求めた。
織田作はすぐに部屋に駆けつけてくれた。
織田作「どうし、、ッ!何があったんだ!」
私の顔を見てすぐに何かあったと察した織田作は慌てて私に近づいてきた。
何があったのかを私は話した。
全て話し終えると私をぎゅっと抱き締めてくれた。
織田作「怖かったな。然し太宰も何か理由が、、、ン」
きっと太宰くんにも理由があるはず、、、そう云おうとした彼の唇を私は塞いだ。
『織田作お願い、、、私を抱いて』
の言葉に織田作は断ろうとした。
然し、の瞳を見た途端彼女の願いを叶えることを選んだ。
織田作「ッ、、、俺でいいのか?」
『織田作がいいの。』