第1章 シンデレラ〜継母との確執
「なるほどねぇ。確かにシングルだとそれはきついわな。」
「はい。なんか母の話だと父と不倫してた女が出会い系サイトで知り合ったらしくて。それに父が不倫してた頃は弟も妹もいて大変な時期で・・・子供3人をよく母は育てたんだなって。感謝してるんです。話は逸れたんですけど父のことがあってマッチングアプリって信用してなくて。」
「それなら、結婚相談所に行ってみたら?それか婚活パーティーに行ってみるとか?そういうところって自治体が主催してたりするからいいかもよ?」
「そうですね。休みの日に参加してみます。」
花村さんの提案もあり、私は婚活パーティーから参加してみることにした。
ちなみに弟と妹は施設に預けられたとのことで私は会っていない。
この日、仕事から帰宅して私は夕飯を食べた後にお風呂を沸かした。その間に婚活パーティーのことを調べることにした。スマートフォンで調べると地元でも婚活パーティーが色々と行われているようだった。
「ふむふむ、キャンプの集いや、こっちはイルミネーションで出会おうか・・・こっちはホテルを貸し切ってホテル婚活・・・これにしようかな?」
ホテル婚活のサイトに飛んで必要事項を書いて送った。名前や住所、年齢、職業や趣味などを書き込んで送るとすぐに返事が届いた。
「この日はやるのか・・・私はこの日休みだっけ?」
勤務表を見て確認すると運良く休みになっていたので婚活パーティーに参加できることになった。
それからお風呂が沸いて湯船に浸かった。
「今日も仕事を頑張ったなぁ。明日は早番だから早く寝ないと。」
お風呂から上がって着替えて髪の毛を乾かしてから歯を磨いた。
そして明日の準備をしてこの日は寝ることにした。
おやすみなさい。