第2章 揺れる恋心
自分の胸に手を当てるとドキドキ心臓がうるさい位、波打ってた。
私だって中学生や高校生じゃない。
浅岡さんに恋してるんだから、この心臓のドキドキの正体が何なのか位、ちゃんと分かってる。
でも私は美鈴の恋を応援するって決めたんだもん。
それに私は浅岡さんが好きなの。
所詮、テレビでは見なくなっても自分磨きを続けてたら絶対、どこかで出会える
神様が会わせて下さる。。。
そう信じて毎日、仕事を頑張ってる。
そして出会えたら、自分から告白するって決めてるの。
だから美鈴には課長と頑張って欲しい。
そう思いながら自宅に帰った。
それが私の本心ではない事には気付いていたけど知らない振りをした。
この気持ちを美鈴に知られない様に、そぉっと胸にしまった。