第4章 *File.4*降谷 零*(R18)
「最高だな」
「ヤ、ダっ」
「もう遅い」
開いた脚の濡れた場所に触れると腰がビクリと反応するから、こちらも膨らんだ突起を擦り撫で上げた。
「…いっ、しょ、はっ…や、んっ」
「身体は悦んでるようだが?」
「…ッ…あ、んっ」
「どうしたい?」
「き、聞かない、で!」
まだイかせないよ。
頬を紅く上気させ、肩で息をして乱れる呼吸。
ぐしょぐしょに濡れたソコは、モノ欲しげにしているようにしか見えない。
「欲しいか?」
スキンを装着した自身の先を入り口に擦り付けると、強請るように腰が揺れる。
「うん。零が欲しくて…たまんない」
「!!」
オトコの本能が、ゾクリと粟立つ。
目をトロンとさせたまま、オンナとしての情欲を全身で解き放ってのそのセリフは、反則だろ?
卑怯者はどっちだ!
「あっ!んっ」
「やっぱり手加減はしない」
「えっ?ひゃっ、ン…やっ……あ、んっ」
くびれた細い腰を掴むと自身を一気に貫いて、思いのままに律動を始めた。
手加減なんか、出来るワケがない!
まさか雪乃に、こんな妖艶でエロい一面があるとは…。
オトコとしては嬉しい誤算ではあるが、雪乃のこの魅惑的な姿には当面の間、慣れそうにはないし、我慢出来そうにもない。
俺は知らないからな!
覚悟しておけよ、雪乃。
そうして、そのまま止まることなく何度も二人同時に高みへと上りつめ、一晩中、快楽に身を任せた。
心も身体もただ、幸せに満ち足りながら…。