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*名探偵コナン*短編集*

第4章 *File.4*降谷 零*(R18)


『縁談はどうだったの?!』
『縁談は無事?成立しました』

「そこに何故『?』が付く?」
「んー。何となく?」

『えっ?!成立って、マジで付き合うってコトっ?!あの黒田管理官の仲介でしょ?相手は一体何処の誰よ?!』
『結婚を前提に。お相手は…公安の先輩』
『実は顔見知りだった、とか?』
『まあね』

「そんな軽く短い付き合いじゃないけどな」
「ってか、恥ずかしいから見ないでよ」
「ん?佐藤刑事に何か疚しい返信でもするつもりなのか?」
「疚しいって…そんなことしません!」

『私も知ってる人?』

「さて、どうする?」
「うーん」

『かもしれない』

「上手く逃げたな」
「安室透さんは黙ってて」
「くくくっ」
「わっ!っん」
「可愛いな、雪乃は」
「!」
「ん?」
「何で、急に?」
「雪乃を甘やかしたいのと…」
「ちょ、スマホ!」
「抱きたい」
「えっ?!」
「まだまだ足りない」
「あれだけシといて?しばらくはムリっ!」
「我慢出来るワケないだろ」
「ひゃっ!耳はヤダッ」
「では、唇に」
「ンっ……!」

耳を塞ぎかけた両手を掴んで、ソファに押し付けながら、唇を重ねた。

「責任を取れ」
「無茶言わないで」
「拒否は認めない。雪乃、お前のせいだ」
「わ、私のせい?」

既に昂って収まりのきかない自身をシャツ越しに雪乃の下腹部に当て付けると、ギョッとしながら俺の顔と見比べる。

「他に誰がいる?」
「…卑怯者」
「お前を抱けるなら、何とでも」
「開き直って、タチ悪いー」
「昨日今日の仲でもないだろ」
「…今日は」
「は?」
「手加減してくれますよね?」
「望みは叶えてやりたいが、状況による」
「それ、ハナからする気ないやつじゃん!」
「そうとも言うな」
「あと一コ聞くけど、いっつもこんなにガッツリ肉食系だったの?」
「まさか。俺をここまでさせるのはお前しかいないよ、雪乃」

それから。
ガッツリ肉食系は止めろ!
そんなつもりはサラサラないからな!

「喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら」
「ならば、悦ばせてやる。今直ぐに」
「れ、いっ!」

彼シャツのボタンを外すと、ぷるんと露わになる柔らかな胸。
声が聞きたくて、唇を首筋から柔らかな胸先へと移動させた。
舌で胸先へ刺激を与えれば、甘く弾む吐息に跳ねる肢体。


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