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《赤井夢》Happiness{R18}

第52章 親友 ✴︎






今日は私の友達に昴さんを紹介する日ー…。



昴さんと2人で友人と待ち合わせをしている
米花町のカフェに歩いて向かっている途中だ。





『昴さん、今日灰原さんの警護は大丈夫なの?』

「今日はボウヤが阿笠博士の家に来てるらしいからな。」

『そっか…江戸川くんがいるなら安心だね。』



最初は敬語を外すことにだいぶ苦労したけど
今ではもうすっかりタメ口で話す事に慣れた。


それでもつい敬語が出た時もあったんだけど…


赤井さんにわざと聞こえてないフリとかされて
半強制的にタメ口で話すしか無くなった。


でもそれは赤井さんが私との壁を感じたくなくてやったことだから、全然悲しくなかったんだけどね?



そんな赤井さんとのやり取りを思い出してると
目的地のカフェに着いて中に入ったところ、
私の友人はすでに到着していた。




『ごめんね紗栄子、待たせちゃった?』

「ぜーんぜん!楽しみ過ぎて私が早く来ただけ〜。
それよりこちらの方が…」

「初めまして。
美緒さんとお付き合いさせて頂いている沖矢昴と申します。」



…さすが赤井さん。

いつものことだけど、普段の赤井さんとは口調が違うから
とても同一人物とは思えない。





「初めまして、美緒の友人の紗栄子です!
話には聞いてたけど、すっごくイケメンですね!」


「あはは、ありがとうございます。」



爽やかな笑顔で返事をする昴さんは
やっぱり何度見てもカッコいい。

それに昴さんの笑顔を見ると、
赤井さんの笑顔が思い浮かんできちゃうんだ…。





立ち話もなんだから、ということで
テーブルの席に座りドリンクの注文を終えたところで
私達は話をする事になった。




「それで…2人の馴れ初めとか聞いてもいい?」

「僕が住んでたアパートが火事になって
そこには美緒さんの勤め先である小学校の生徒さんも住んでたんです。そこで初めて美緒さんにお会いした時、一目惚れしたんですよ。」

『!?』

「へ〜!一目惚れかぁ!
確かに美緒は可愛いからその気持ちは分かります!」



昴さん…
そういう設定でいくなら事前に教えておいて欲しいんだけど…


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