第51章 欲求 ✴︎
『あ、でも監禁はだめです…、だめだよ…?』
「分かってる。
だがお前が浮気をしたらするかもな?」
『!!しないもん!私赤井さん一筋だから!』
「フッ…俺も美緒一筋だ、これからもずっと、な。」
『っ…』
もう…赤井さんカッコ良過ぎるよ…
そんな嬉しそうに笑いながら一筋なんて言われたら
益々溺れちゃう…
『赤井さん…ギュッ、てして…?』
「っ、敬語じゃないと破壊力倍増だな…」
『ど、どういう意味…?』
「いや…何でもない。」
赤井さんは私の体を優しく抱き締めてくれて
直接肌で感じる赤井さんの体温は
いつもと変わらずとても心地よかった。
(…。)
(…あの……赤井さん?)
(ん?)
(どうして…触る、の…?)
(さっきは意地悪く抱いたから
次は優しく抱いてやろうと思ってな?)
(!?っ、赤井さんのえっちー!!)