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もう一度、を叶えるために。second

第14章 ♪龍地洞ってどんなとこ?



「逃さないわよ。」

「いや、逃げ切らせてもらいますよ。」

答えると同時に狐火を大量に出す。
大蛇丸の顔や首に当て、大蛇の体に当て、とまぁ、とにかくありったけばら撒いた。

「……っ!」

蛇に火は大敵なんでしょうね。
簡単に拘束が緩んでくれたから、さっさと抜け出した。
ダメ押しにと印を組んで、体を反転させる。

「豪火球の術!!」

流石に大蛇丸には逃げられたけど、大蛇にはクリーンヒット。
そのまま、体術戦に雪崩れ込む。
時々、大量の千本が降ってくる事があって、一処へは留まってられない。
あと、落とし穴のように沼が現れる。
自来也様の、二人纏めて始末しようって意図がありありと伝わる。
それもツラいけど、目の前のしつこい人もツラい。ってか、面倒くさい。

「そこまでうちはの体って魅力的ですか?」

嫌味半分に聞いてみると、ニタリと嫌な笑みが返ってきた。

「あたり前じゃない。喉から手が出るほど欲しいわ。」

うわ〜正直〜。

「渡す気ないんで諦めてもらえません?無駄な作業ですよ。」

「生意気ね。誰に似たんだか。…!」

怪力使って連弾を撃ち込んだら、漸く少しの距離が出来た。
チャンス到来です。
ここは逃げるに限…

「ひっ…!?」

にゅるっとした何かが一瞬で胴体に巻き付き、ひゅんと何処かへ引っ張られる。

「ちょっ…!まさか…!」

後ろを振り返ったら、まさかの大蝦蟇蛙。
ぱかっと大きな口が開いているではありませんか!
むりむりむりむり!!!

どうしよう!
どうする!?

あ!!

「ここは…」

一か八かの万華鏡、からの…

「瞬間移動…!」

まんまじゃん。ってツッコミはなしよ?
名前なんて分かればいいんだよ!
ってか、それどころじゃないんだ!

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