* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第29章 ◆ 助けたい君 ◆ 夢主視点 ◆ ④ ◆
ローとは違う暖かさ
嫌じゃない⋯温かさ
シャチ)「今ならなんでも聞いてやるぞ?」
「なんでも?」
ペンギン)「そうそう。俺たちの事は気にしないで喋りたい事喋ればいいよ」
「⋯⋯」
泣きたいわけじゃない
でも⋯少しだけ⋯弱音を吐いていいなら
「⋯友人になれた子が⋯死んじゃった」
「「「⋯⋯」」」
「その子は命を賭けて、皆が望む世界を作ろうとして⋯命を落とした」
シャチが返事の代わりか頭を撫でてくれた
「私、なんだか⋯その子が私に似てて⋯昔の私と重なって⋯助けたかった」
シャチ)「そうか」
「その子⋯最後は自分の好きな所に戻れたんだけど⋯それでも⋯生きて欲しかった、なって⋯」
シャチ)「そうだな」
「本当に⋯助けたかった」
ちょっとだけ吐いた弱音
それでもシャチ達は聞いてくれて
そのまま3人に抱き締められていたら
暑くなってきた
「あー⋯お兄様達」
シャチ)「どうした?」
「非常に言いにくいんだけど」
シャチ)「んだよ?」
「そろそろ暑くね?」
「「雰囲気ぶち壊しか」」
「だってー⋯正直暑いよね」
シャチ)「⋯まぁ、そうだな」
ペンギン)「んじゃ離れるか」
ジャンバール)「あっさりしてるんだな」
「暑いのは我慢出来ないもん」
シャチ)「そうそう。それに今ここでキャプテンが目を覚ましたら100%怒られる」
ペンギン)「バラされるんは確実だな」
ジャンバール)「それは怖いな」
そう言えばみんな離れた
本当にあっさりしてる