第69章 ★ 嫌な言葉 ★ 夢主視点 ★ ① ★
ずっとローが帽子を深く被って黙ってたけど
…まぁいいや
それよりジジィに…って考えながら
ドアに向かって歩いていたら
手を取られて目を向ければ視界が変わった
「は?」
ロー)「…お前は…」
「え?」
私の目の前にローがいた
視線をずらしたらローの部屋だった
あれ?結構離れてたと思ったんだけどなー
そんな長距離もいけるのか
へー
って考えていたらローの言葉を聴き逃したらしい
ロー)「おい。聞いてるのか?」
「ほぇ?何?」
え?
視線をローに戻したら少し悲しい顔をしていた
「なんでそんな顔してるの?」
ロー)「…」
無言のローに焦ってしまう
「え?私がそんな顔にさせたの?ごめんなさい…そんな泣きそうな顔しないで」
私が泣きそうになる
ローの頬に手を伸ばせばローに優しく手を取られた