第58章 ☆ 出港 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
部屋に戻ればアヤが起きていた
膝を抱えてベットに座り膝に頭を埋めていた
ロー)「…寝てなかったのか?」
「…あ、ロー…」
顔を上げこちらを見たアヤの顔はさっきと変わらず疲れたような顔をしていた
いや、さっきより…
ロー)「起こしたか?」
「…いや、結局寝れなかったってゆーか…起きたってゆーか…変な感じ」
ロー)「…効くか分からないが睡眠薬でも飲むか?」
「そこまでしなくていいよ。眠たくなったら寝るから」
そう言ってアヤは笑った
俺はベットに近寄りアヤの近くに腰を落とし頭を撫でれば少し眠そうに…安心したように目を細めた
ロー)「寝れそうか?」
「…ローって魔法使いみたいだね。ローがいるだけで安心する」
眠そうな顔で微笑むアヤ