第28章 ★ 過去 * 夢主視点 ★ ① ★
ロー)「お前の居場所はここだ。降りる事は許さないと言ったはずだぞ」
「…うん」
ロー)「勝手に消えるな。心臓を悪い」
「…ごめんなさい」
ロー)「今回の事は油断した俺も悪い。もっと色んな事を教えとけば良かったな」
「…ごめんなさい」
ロー)「まぁ、怪我はしたが無事に帰って来て良かった」
そう言ってローは私に触れるだけの優しいキスをしてくれた
ロー)「怪我が治ったら覚えとけよ」
「…それ前にも言わなかったっけ?」
ロー)「あぁ。怪我が治ったら離れられなくしてやるよ」
「ふふっ。それは楽しみだ」
涙が止まった私は小さく笑った
ロー)「起きれるか?」
「…まだちょっと眠いけど起きれるよ」
ロー)「無理じゃなければイッカク達が待ってる。どうする?」
「私、イッカクや皆に謝りたいから会いたい」
ロー)「ならそこにいろ。呼んでくる」
「ありがとう」
私が体を起こそうとしたらローが手伝ってくれた
ローはイッカク達を呼びに部屋から出て行った