第20章 ★ お願い * 夢主視点 ★ ① ★
暖かい
起きたくない
あれ、なんで暖かい?
身動きも出来ないんだけどそんな事ある?
え?金縛りかな?
私はゆっくり目を開けた
一瞬何が分からなかった
なんだこれ?
肌色…?
目の前に…肌色がある…これ、胸板?
え?刺青の入った…胸板?
胸板が見えるんだけど
え?
「え?まって、カッコイイー。なにこれーいいなー刺青…私も入れたいなー」
ロー)「…うるせぇぞ。触るな。くすぐってぇ」
「ほぇ?」
無意識に声に出して目の前の胸板を触っていたらしい
声の方に顔を向ければ
すぐ近くにローの顔があって眉間に皺を寄せてた
「ん?あ、あれ?え?」
だんだん意識がハッキリしてきた
「待って。なんで?」
ロー)「お前昨日酒飲んだの覚えてないのか?」
「お酒初めてで…飲んで寝たの?ここはどこ?なんで下着で一緒に寝てるの?」
ロー)「俺の部屋だ。わざわざ運んでやったんだろうが。お前酔っ払って風呂に入ろうとしたからイッカクに任せたんだよ。下着はイッカクの新品らしいぞ。その後手当してそのまま寝たんだ」
なんかキャプテンがなんとかーって話は覚えてるんだけど
その後の記憶が曖昧だな
「…わざわざありがとう。なんか新品は申し訳ないな」
ロー)「…まだ寝ろ。2時間も経ってない」
「へー。そっか…1時間は寝たんだ…そっか」
なんか1時間も寝れた事に驚いた
いや、それよりこの状況に驚いた
☆☆☆
ローは上半身裸で寝てて欲しい
作者の勝手な妄想という名の願望
いや、願望という名の妄想か
☆☆☆