第95章 ★ 出発・再会 ★ 夢主視点 ★ ① ★

「おっさんが彼らの敵なら私の敵だよね？」

？）「…壬生の人間は皆殺しにしたと聞いたんだがな」





白い人の言葉に思わず固まってしまった



今なんて言った？





「皆殺し？」

？）「…そうか…お前があの時仕留め損ねたガキか」

「…誰の事？」





白い人は挑発するように笑っていた





この人…なのか？



でも、見た目が…






いつの間にか私の顔からも笑みが消えていた






白い人とお互い無言で睨み合っていれば
いつの間にかカカシが後ろに立ってて
後ろから抱き締められるみたいに目を隠されて飛んだ








ｶｶｼ）「アヤ！落ち着け！」







目を隠していたカカシの手が離れて
正面から向き合う様に体を動かされて
焦っているカカシの顔が




目が見えた





カカシは私の肩に手を置いて軽く揺さぶってる






























ローと違う感覚…匂い…










ローと違う…温もり































「っ、…カカシ…私は落ち着いてるよ」






私はローの違う温もりが少し複雑な気持ちになって
カカシから離れた






ｶｶｼ）「なら反応しろ！何回呼んだと思ってるんだよ？！」

「カカシ。離れてて…私あのおっさんに聞きたい事が…」

ｶｶｼ）「お前はいつもそうやって！とりあえずお前はここから逃げろ！この戦争に関わるな！」

？）「逃がす訳なかろう」

「…逃げる訳ないでしょ」

ｶｶｼ）「アヤ！」







カカシの制止も聞かず


白い人が向かってきたから私も飛び出した










…この人だけは…許さない…