第92章 ☆ 説明前 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
*♡*
「…すき…すきだよ…」
今度はハッキリ聞こえたアヤの言葉を聞いて
俺は片手をアヤの手と絡めてアヤの顔の近くに置いて
もう片手でアヤの顔にかかる髪の毛を取り払って頭を撫でた
ロー)「俺は愛してるぞ」
小さく笑う俺の言葉を聞いてアヤは目を見開いたがすぐに微笑んでゆっくりと俺の頬に手を当てた
「ほんと…ずるい人、だね…あなたは…」
ロー)「…」
「そうやって…欲しい時に、欲しい言葉を…くれるんだから…」
アヤの目にまた涙が溜まり始めて
瞳が輝いていて…涙が溢れた
俺はその涙が溢れる目元にキスを落として
また、愛してるの言葉を送った
アヤだけがもらえる言葉
アヤは綺麗に微笑んで
「ぅん…私も…愛してるよ」
と言ってくれた
俺だけがもらえる言葉
泣き声で言われたが
その声は嬉しそうで俺も嬉しくなる
アヤに深いキスをしながら激しく動けば漏れる甘い吐息と声
アヤをイカして俺もイッて
お互い抱き締めていて
この時間が続けばいいと思った
でもここを経つ時
2ヶ月だが離れる事
その2ヶ月の間にアヤは元の世界に戻って
カカシと言う…アヤの心にいる男に逢いに行く事
アヤは戻ってくる
頭では分かっている…が…