第28章 狐の化かし合い(光秀さん)(R-18)
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(娘視点)
恋仲の方に申し訳ないと慰めを断ったのに、光秀様は嘘だったと言って着物を脱ぎだした。
何のための嘘だったの?と思っているうちに、眩しい肌があらわになり猛烈な期待で身体が疼いた。
(私を抱こうとしてくれている…)
なんでと問う前に早く抱いて欲しいと心が叫んだ。
光秀「巻き込んだ責任をとる。
助けを求めているところに駆け付け、何もしないのでは意味がない。
交わした約束を果たそう」
(そっか……光秀さんにとっては、これも仕事のうちなんだ)
「ご、ごめんなさい」
自分の我を通したことになり今更後悔がこみあげてきた。
衣擦れの音が止み、丸まっている私に光秀様が覆いかぶさってきた。素肌同士が近づいただけで柔らかい体温を感じてドキドキした。
光秀「謝ることはない。ただ抱きたくなっただけだ」
「突然どうして…?」
丸めていた背を静かに撫でられ、そうされることで私の身体は弛緩して、背は真っすぐに足も布団に伸びた。
光秀様はゆっくりとした動作で私の上にまたがると口の端を持ち上げた。あ、何かされる、と思った時には遅かった。
光秀「さあな」
「教え…きゃっ!」
何度も乱れを直された寝間着を左右に思いきり開かれた。
突然暴かれた自分の胸に目を剥き、羞恥に叫んだところで身体を起こされた。
汗で湿っていた寝間着を脱がされると、こもっていた汗が体温を奪いながら宙に逃げていく。
光秀「お前の身体は熱いな」
「媚薬のせいです。光秀様の身体は温くて気持ちいいです」
普通に会話をしながらも筋肉で覆われた美しい肉体に、心臓がドキドキと早鐘を打っている。
光秀様は脱いでも素敵な人だった。
「あ………、ん!ふ、んん」
柔らかい布団に押し倒されて、胸の膨らみに直接愛撫が施された。
長い指は尖っている場所をつまんでは、巧みに押しつぶし軽く爪を立てている。
色づいた乳首全部を口に含まれると、布越しでは感じられなかった気持ち良さに襲われた。
チュウ…
「っう、あ…!」
吸い上げられ、時折舌で肉を掘るように舐められた。
光秀様の口内で乳首がいいように遊ばれ、快感がお腹へと下りていく。