第11章 獅子、走る
―――地上―――
ジェットマンのレンジャーキーを使い、着地しようとするが
バウザーの攻撃にアイムは足を負傷
そしてハカセを巻き込み地上へ落下した
バウザーはマーベラスたち3人の攻撃で離れた場所へ落下させることに成功した
ジョー「面倒なことになったな」
アイム「……っ」
ハカセ「今のライオン、何だったんだろう。島の守り神かな?」
ルカ「何でもいいじゃん。それよりあの圧倒的な力…。あの赤いライオンこそ、大いなる力に違いないよ」
マーベラス「あぁ。さっさと捕まえるぞ」
「待てよ」
「「「……?」」」
「力欲しさに、また天空島を荒らすのか」
ハカセ「天空島って…空飛ぶ島のこと?」
マーベラス「だったらどうした」
「手に入れられないよ。君たちには」
マーベラス「フン、お前…何者だ」
「俺は獣医だ」
マーベラス「フッ…悪いな。俺たちは海賊だ」
マーベラスと獣医が睨み合う
ジョー「フッ…あんたがどう思おうと、関係ない」
ルカ「アタシたちはアタシのやりたい事をやる、それだけ」
マーベラス「行くぞ」
みんなは歩き出す
アイム「……っ」
ハカセ「どうしたの…!?」
ルカ「さっきやられたとこ?」
アイム「すみません…皆さんは早く行ってください。でないと…ザンギャックに先を越されてしまいます。さんのこともありますし」
ルカはマーベラスを見て、マーベラスはジョーに合図を送る
ジョー「ハカセ、付いててやれ」
ルカ「お願い」
3人は歩き出した
アイムも立ち上がろうとするが、痛みで立てない
「ケガしてんのか。どこだ?ちょっと見せてみろ」
ブーツを下げると足には血が
「うちで手当てしよう。すぐそこなんだ」
ハカセ「で、でも……僕たちのこと怒ってるんじゃないの?」
「それとこれとは別、放っておけるわけないだろ」
アイムとハカセは顔を見合わせた
着いた場所は【獅子どうぶつ病院】
ハカセ「よしよし、」
ハカセは子犬を撫でていた
「これでよし、あまり無理すんなよ」
アイム「ありがとうございます」
子犬はハカセを離れ、アイムの元へ
アイム「心配してくれるの?あなたも怪我されているのに…」
「…………」