第23章 冒険者の心
マーベラス「朝飯前だか晩飯前だか知らねぇが…一体何の用だ」
ハカセ「まさか…!レンジャーキーを取り戻しに来たのか!」
明石「それはお前たちが宇宙を冒険して集めたものだろ。他の戦隊は知らないが、俺たちボウケンジャーは手を出さない」
サインを書いた手帳をガイに渡した
ルカ「ふーん、だったら何しに?」
ナビィ「ソウダ!」
明石「実はプレシャスの回収を手伝ってもらいたい」
「「「『プレシャス…?』」」」
明石「現代の科学では制御できない危険な力を持った秘宝。それがプレシャス」
ルカ「秘宝って……お宝!?」
明石「そんないいものばかりじゃない。今回回収するプレシャスは…黄泉の心臓」
マーベラス「……」
ハカセ「どうしようか…こっちも大いなる力をもらっちゃった借りがあるしね…」
マーベラス「フッ、悪いが今、そんな暇はないな」
明石「そうか。海賊だと言うから…この程度の事は朝飯前と思ったが……自信がないなら仕方がない」
マーベラス「……何…?」
明石「違うのか」
マーベラスは立ち上がり明石を睨む
ルカ「自信ないわけないじゃん!ね、マーベラス!ここまで言われたら、やるっきゃないでしょ!」
マーベラス「……チッ、仕方ねぇ」
一触即発の空気が落ち着き、みんなは安心
早速マーベラスたちは山の中へ
明石の後を付いて行った
ハカセ「何か上手いこと乗せられたって感じだね」
アイム「でも、こういうのも楽しいですよ」
ルカ「アタシも結構乗り気だなぁ〜!秘宝だなんて、何かそそらない?」
マーベラス「そんなことどうでもいい。さっさと終わらせるぞ」
明石「そう慌てるな」
インサーン《これは奇遇ねぇ、賞金首の海賊共》
山道の途中でインサーンとスゴーミンが
ハカセ「えっ…何でこんなところにザンギャックが…!」
インサーン《もしかしてあなたたちも…黄泉の心臓を狙っているのかしら?》
「「「『!』」」」
明石「何…?」
インサーン《悪いけど私たちが手に入れるわ》
辺りにゴーミンたちが現れる
明石「ここで足止めされるわけにはいかない」
ジョー「仕方ない。ここは俺たちに任せて、先に行け」
明石「すまん。行くぞ」
マーベラス「あぁ…?」