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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗


「あー、人に髪の毛乾かしてもらうって気持ちいいね」

コンビニで買った真新しいTシャツに身を包んでいちかの髪をドライヤーで乾かす。ご機嫌な彼女は冷たいミネラルウォーターで喉を潤しながらチラッと俺に視線を向けて“鉄朗も飲む?”とボトルを差し出す。

「なぁ、俺たち恋人よりも恋人じゃねぇ?」
「だよねー。でもこういうの嫌じゃないの?」
「嫌って?」
「髪の毛くらい自分で乾かせよとか思わないの?」
「全然思わないし。俺、結構尽くすタイプだから」
「いいなぁ…」

いちかが何か言いたげに曇らせた表情を鏡越しに見た。ドライヤーの音にかき消された本音は無理にここで知らんなくてもいい。今、確実に揺れ始めているのが分かるから今夜はそれでいい。

髪が乾いたところで眠そうにあくびをするいちかを後ろから抱きしめながら耳元に唇を添わせる。

「今日もう遅いし、このまま寝ようか?」
「うん…そうする」
「明日はさ、俺の車でデートってどうよ?」
「どこに連れて行ってくれるの?」
「どこでもいいよ。映画でも買い物でもいちかの行きたいところならどこでも行くよ?明日までに考えといて?」
「えーめちゃくちゃ嬉しいんだけど」
「だから明日はさっさと起きろよ?」
「起きれなかったら起こしてよ?」
「了解…」

今夜はもうこのままベッドに入って抱き合ったまま眠りたかった。体を繋げるだけが一緒にいる理由じゃなくなった今、いちかに寄り添っていたい。

腕の中でいちかが眠る瞬間まで見届けて額にキスをする。明日が来るのが楽しみだなんて感覚、いつぶりだろう。





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