第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
Tシャツをたくし上げると筋肉質な体と薄い色素の突起。フェザータッチのように指先だけを使ってゆっくりと円を描く。“んっ”と女の子みたいに吐息を吐き、表情を崩し始める及川。指の動きひとつが余裕を奪っていくのがたまらない。
「まだ触れてもないのにぴくぴくしてる。こんな風に反応しちゃうんだね」
「さっきそう言ったじゃん。言っとくけどまだギリ10代なんだから性欲舐めないでよね」
「及川みたいなイケメンをこんな風にしてたらおもちゃにするのっていいよね」
下着の薄い生地をずらして直立したものに触れる。他の三人のものよりも色素が薄くてきめ細かな肌触りに竿の先はぬるっとした感触で指先を濡らす。潤滑剤代わりに馴染ませて硬くなったものを上下に扱きながら体を重ねるように突起に唇をつけた。含んだ口の中で舌先でつつくとぷっくりと形作ってちゅっと吸い上げるたびに息を荒くさせる。立場が逆転しているってだけで不思議な感覚に襲われる。
「ぁ…、いちか。手、ヤバいかも」
「まだ手で触れてるだけだけど」
「だからそれが、焦らされてるみたいで」
及川の心細そうな声を聞きながら、及川を見つめると目が合う。互いに言葉にしなくても視線を交わし合うだけで感情が高まっていく。
「すごく硬くなってるもんね」
「分かってるなら、早く。…イカせてくれない?」
「まだだめだよ。私、なんにも頑張ってないもん」
及川のそれはピンと直立したまま先端が透明な雫で光っていてふぅっと湿った吐息を吹きかければ僅かに筋肉が動く。会話の僅かな息遣いにも敏感に反応してしまうくらいに張りつめている。
「舐めていい?」
唇を先端ギリギリまで近付けて、鼻先を精液の匂いがうっすらとかすめる。
「……めて」
はっきりとは聞き取れなかったけど及川の意思は読み取れた。舌先で先端の割れ目をくすぐってちょっと焦らしてから全体を口に含んでいった。
「ん……、はぁっ、ぁあ」
舌に集中してなぞるように動かしながら顔全体をストロークさせた。深く含んでいくと及川の腰がせり上がる。口の中でも脈打つのが分かって、このままイッちゃうんじゃない?なんて思った。