第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
「AVみてぇ」
「あんま気持ちよくはないけど視覚的にエロいよな、これ」
「俺、マジでもう、無理…」
「折角なんだし動画でも撮っておく?」
そんな会話が聞こえてきて花巻を睨むけどすでにスマホを私に向けてピッって機械音が聞こえてくる。
「上目遣いが可愛いもんな、いちかって。睨んでんのもいいよぉ?」
カメラの向こうでほくそ笑む花巻の表情に苛立って上下に扱いていた左手に力を籠めた。
「…っ、ごめん、冗談だから。いきなりそんなキツく握ったら萎えちゃうじゃん、俺がぁ」
さすが急所。されるがままだけでこうやって案外コントロール下に置くのも簡単なのかもしれない。そんなことを考えながら力を緩めて唇に集中した。
花巻が頭を撫でるように触れて静かな部屋に聞こえるのは唾液の混ざり合う水音と岩泉の荒い呼吸。一つの動作が岩泉の余裕を奪っていくのがリアルで自分だって苦しいのに止まらない。
「は…っ、ぁ、…悪い。もう、無理だ」
「ん…」
ちゃんと“いいよ”って言葉で伝えたかったのにそんな余裕もなくて一番奥まで咥えた時に、熱い体液が喉の奥めがけて注がれる。自分の体温よりも熱い体液が口の中に広がって苦味を感じる。
「う…っ」
「ほら吐き出せ」
「せっかくなんだし飲んであげなよ。タンパク質で肌綺麗になるらしいよ」
「花巻…、無理させんな」
「んじゃあ、次俺ね、さすがに三回目だからなかなかイけないと思うから頑張って」
「や…、待って」
「おいっ」
岩泉の静止を振り切って僅かに口を開いた瞬間に無理やり押し込まれる。飲み込みきれなかった精液が口の中にまだ残っているのに容赦なくかき回されて精液と唾液が混ざり合ったものが胸の谷間に流れ落ちてく。
「最高…」
後頭部を抑えつけられてオナホみたいに扱われてさっきまでの支配感が簡単にねじ伏せられる。心配そうに見つめる岩泉の顔も涙で歪んできっと顔面ぐちゃぐちゃだ。
「俺ってSっ気あるのかもなぁ。…ん、いちか、ほんと気持ちいい」
腰が前後に動くたびに濁った水音が響いて、快感に漏らす花巻の吐息が降ってくる。