第5章 再会。
私達は来た道を戻り、今度は駅ビルに入った。
ビルの中には、お洒落なショップがずらりと並んでいて、人も多い。
足取りが重くなる私に対してかよこさんの足は実に軽やかだ。
かよこ「この上に眼鏡屋があるからそこでコンタクトと眼鏡、作るわよ。」
「コンタクト…。」
あやかさんにも散々コンタクトにしなさい、とは言われていたし
今の眼鏡がダサイという自覚は一応、ある。
かよこ「それにしてもよくこんな瓶底メガネを長い事かけてられたわねー」
かよこさんは私のメガネを掛けてふざけている。
「小学生から使っていたものなので…もう度も合ってなかったし、替え時でしたね。それにしても今のメガネって軽いし、レンズも薄くて良いですね。」
店員さんが勧めてくれたフレームは顔馴染みの良いピンクゴールドで細いフレームが何とも素敵だ。
軽くて付け心地も良い。
かよこ「いいじゃない!よく似合ってる!メガネはこれで決まり。あとはコンタクトね!」
その後、メガネを作ってもらっている間にコンタクトの付け方を教えてもらい、悪戦苦闘の末、何とか1人でも装着出来るようになった。