第32章 侑end
そこに、息を切らした佐久早選手が駆け込んで来た。
私達の姿を確認すると驚いたように目を見開いた。
佐久早「ハァ、ハァ、、やっぱり…。」
「ーーー佐久早選手?どうして…?」
佐久早選手は私と目が合うなり、眉間に深くシワを寄せた。
佐久早「あんた、それどうした?」
佐久早選手は自分の頬を指差して聞いてきた。
「あぁ、、こんなの大丈夫です。
それより…夏希さん、、人が集まる前にとりあえず外、行きませんか?」
私は床に座り込み泣き崩れている夏希さんの肩に手を伸ばそうとした時、
夏希「ーーー触らんでよっ‼︎‼︎」
ドンッッ‼︎
ガシャンッッ‼︎
佐久早「オイッ‼︎」
興奮状態の夏希さんに逆に突き飛ばされてしまい近くにあったテーブルに背中を強打してしまった。
「ッゔっ、、」