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陽の沈む夜に。

第3章 Attack of the Clones



「少し緊張しているようだな。」

アミダラ議員の邸宅のエレベーター。
何百階もあるエレベーターを上へ上へと上がっていく。
あの後1時間以内に集合すると、アナキンが急がせるものだからエアタクシーを飛ばしてきたのだ。
エキドナは先ほどの幸せに、気持ちが収まり切れないが、ジェダイとして自制をしていた。

「いえ、全く。」

「お前がこんなに緊張しているのは、3人でガンダークの巣に落ちたとき以来だ。」

「貴方方があの悪夢の中に落ちたんですよ、マスター。そして僕は助けたんですよ、忘れましたか?」

「あぁ…そうだったな。」

「あれは文字通り悪夢。」

ガンダークとは、アウターリム星系の惑星ヴァンコアに棲息した極めて攻撃的なクリーチャーである。ガンダークは洞窟に巣を作り、その巣に不時着で落ちてしまったエキドナとオビワンは、落下の衝撃でライトセーバーを壊してしまい、ライトセーバーなしでガンダークと戦ったのだ。
辛うじて生き延びていたところを、アナキンが助けたというところである。

「汗をかいているぞ。落ち着け。深呼吸するんだ。」

「彼女と会うのは10年ぶりなんですよ、マスター。」

アナキンが次の言葉を言いかけたとき、エレベータのドアが開いた。

「オビとエキドナ?オビ!エキドナ!おいら会えてうれしいよ!」

待っていたのはジャージャーであった。
ジャージャーはエキドナとオビワンに抱き着きながら、飛び跳ねる。

「久しぶりに会えて私も嬉しいよジャージャー。」

「パドメ議員。おいらの友達がおいでだよ!見て見て議員。ジェダイのご到着ね。」

通された部屋の奥から、異彩のオーラを放つ絵にかいたような女性がドレスを翻しながらこちらへ向かってくる。
10年たっても彼女の美貌は変わらず、エキドナらは一瞬でパドメだと認識できた。

「再びお会いできて光栄です、議員。」

「おひさしぶりです、マスターケノービ。それに、マスターアイヴァーン。」

「お元気そうで何よりです議員。」

「貴方の数々の功績は、噂でよく耳にしてたの。」

「そんな、恐れ多いです。」

ぎゅっと抱きしめられると、エキドナも彼女を控えめに抱きしめ返す。
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