第43章 我が家にヤツがやってきた!、の巻
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「…ど、どうなってんだ??(汗)」
何がなんだか訳がわからず、呆然として切れてしまった電話を見る
「なな、何だか解んないけど、兎に角急いで帰ろう!(汗)」
何でニノが我が家に居るんだか
何故に空がトイレでおしっこした位で智くんが大喜びしてるんだか
何がなんだか、俺にはサッパリ訳が解らなかったけれど
兎に角急いで帰ろうと、俺は駅に向かって走り出した
走りながら、さっき智くんが言ったことを頭の中で復唱する
(ニノがうちにいて、しかも泊まってくって…
…ニノに相談したのは解るよ?でも何で家にまで来てるんだ?あいつ仕事はどうしたんだ??
て言うか、智くんが呼んだのかな?それともニノが勝手に来たのか…)
そんな事を考えながら走ることしばし
駅に辿り着いた俺は、そのまま駅の中に駆け込み、丁度タイミング良くホームに入って来た電車に飛び乗る
(…つうか、泊まりはダメだろ…昨夜だって落ち着いてエッチが出来なかったっつうのに…
…ニノが居たらコトに及ぶことすら出来ないじゃねぇか!)←そこなんですか?
兎にも角にも、お泊まりだけは断固阻止せねば、とか思いながら電車に揺られること暫し
俺を乗せた電車が、我が家のある駅に到着した
「智くぅ〜んッ!!待っててね今すぐ帰るからねぇ〜ッ!!!」(←なぜ叫ぶ(笑))
電車を降りて、心の中でそう叫びながら(←いや、普通に声に出して叫んでましたけど)
俺は、愛妻とお節介な友人と、可愛いけど厄介なペット(笑)が待つ家へと
再び猛ダッシュした
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