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もう一度、を叶えるために。first

第13章 変わりゆく日常と濃くなる影



無作為に見える中にも、誰にでも法則はあるもので。

「ここ!」

バシッと音が鳴り、受ける事が出来た。

「早いな。だが…。」

「わっ…!」

受け止めた手を掴まれたと思ったら、視界がぐるりと天地を回る。
ダンっという音と共に空が見えて、目を瞬かせた。

「大丈夫か?」

イタチに顔を覗かれて、呆けながらも頷く。
何が起きた??
いや、何がどうなったかは把握してるけど、心情として。
そんなやり方ありなんだ、的な新感覚。

「もう一回やるか?」

「うん、やる。」

これは見切りたい。
見切って同じやつやりたい!

私はもう一度イタチと対峙した。



で、三十分くらいぶっ続けでイタチに師事した結果。

「出来た〜!」

「よくやったな。」

技をモノにしました!

「じゃあ、次だな。」

兄ちゃんは容赦がない。

また〜!!?
かれこれ一時間は経ってるよね!!?
辺りは夕闇を通り過ぎて真っ暗!

「待ったなし。」

「サヨウデスカ…。」

効率重視でしょ?
分かってるよ…。

「写輪眼を使った技をやるから、それを写輪眼で読み取れ。」

鬼も逃げ出す鬼っぷり。
笑える。

「しっかりついてこいよ?」

…やっぱり笑えない。

「〜〜!どんとこーい!」

くっそ〜!やけくそだ〜!!

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