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[BLEACH] (檜佐木) ぽっちゃり彼女2 (裏)

第1章 ぽっちゃり彼女2 (裏)



 俺はテーブルの片隅に置かれたバッグの中から、箱を取り出すとの前に置いた。

「」
「ん……なに?」

 エッチで疲れたのか、少しうとうとし始めていたがぼーっとしたように箱を見た。
 それがちょっと可愛いって思っちまう俺は末期かも。

「俺、そろそろ社会人3年目なわけだ」
「ん…知ってる」

「で、と付き合って2年ちょっと」
「ん…そ、だね」

 目を擦りながらソファの上で身体を起こして、置かれた箱と俺を交互に見ながら、が首を傾げる。

「そろそろ、いいかなーって」
「何が?」

 話が見えない、といわんばかりに眉を潜めるに俺は苦笑した。
 ずいぶん察しが悪いなぁ~。
 俺、結構緊張してるんだけど。

 俺はソファに座るの前に膝を着いて。
 丁度と同じ視線にすると、箱を手にとっての目の前でぱかっと開いた。

「、俺の奥さんになって」
「-………え?」

「でもって、俺と一緒に残りの人生歩んで」
「しゅ…へい?」

「子供育てて、幸せになろう」

 俺は、お前が欲しいって思ってるんだ。
 他の誰でもない。
 お前だけが、俺のパートナーとして隣に並んで欲しい。

 は目を見開いて、俺をじっと見つめて。
 ぐしゃっと顔をゆがめた。

「泣くなよ」
「う…っ、い、いつも!修兵は…っ、いきなり…すぎっ」

「サプライズ好きと言ってくれよなぁ」
「う…っ ぐす」

「で、返事は?」

 俺が少し困ったように首を傾げると、はボロボロ泣いたまま、俺の首に抱きついた。

「よ、よろしくお願いします…っ」
「おう」

 の体が温かくて。
 俺は無意識に笑顔を浮かべた。


 これから、長い人生。
 よろしくな。
  
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