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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第25章 苛まれる


保健室に戻り、硝子を問い詰める。

「恵が言うには七海が迎えに来たらしい。おまえだろ、七海に教えたの。」

「昼間メッセージ送った。だけど、裏庭にいるから迎えに来いなんて言ってないわよ。恋が自分から連絡したんじゃない?」


自分から………か。


スマホを取り出し、七海にかける。

「はい、七海です。」

「僕だけど。」

「五条さん。」

「僕の女、おまえが連れ去ったんだって?」

「はい、ここにいますけど。」

「返してよ。」

「本人が嫌だと言ってます。」

「今何してんの?」  

「泣いています。」

「おまえの胸で?」

「以前、私が言ったこと覚えていますか?今度泣かせたら奪うと。」


その言葉に一瞬怯んだ。


「お前、今から恋とヤルの?」

「とりあえず今夜はウチに泊めます、では。」

そして通話は切られた。


「アイツ………」

「自業自得。」

硝子がタバコの煙をくゆらせながら言った。


「あー!僕の大事な恋ちゃんがぁぁぁぁ。」

頭を抱え、ベッドに突っ伏した。

「うるさいな。恋だってそんな風に大声出して暴れたかったと思うよ。」

「わかってる。僕が悪いんだろ。」

「まっ、そういう事。」

「うわぁー、七海が恋を……犯しちゃうよぉー!」

「七海をアンタと一緒にするな。」

「おまえも七海の味方なの?」

「おまえもって何?まさか、恵に何か言われた?」

「これ以上、傷口を広げるな。」

「広げまくって塩塗り込んでやる。」

「おまえ、絶対Sだろ。」

「まあね。恋を泣かせたんだから報いを受けな。」

「恋が七海について行った事がぼくにとっての罰だよ。」

「まあまあ、五条くん。これでも飲んで元気出しなさい。」

硝子がウイスキーの瓶を出してきた。



それから保健室で硝子と酒盛り。


飲みながら恋にメッセージ送りまくってやった。
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