• テキストサイズ

イケメン戦国〜私の居場所〜

第5章 安土城にて


***

ルナ「にゃ〜」

るる「んん…。」

ルナの鳴き声で目が覚めた。目を開けると知らない天井が見えた。

あぁ、戦国時代にタイムスリップしてきたんだっけ…。昨日は色んなことがありすぎたな…。

起きあがって布団を畳んでいると襖の向こうから声がかかった。

??「るる様、起きていらっしゃいますか。」

誰だろう…。

るる「はい、起きてますよ。」

??「入ってもよろしいですか。」

るる「どうぞ。」

??「失礼しますね。」

襖が開いて1人の年配の女性が入ってきた。

??「…!申し訳ございません!るる様に褥を片付けさせるなんて…!」

褥って布団のことかな?

るる「だ、大丈夫ですよ!」

あっという間に褥を片付けてしまった。

るる「ありがとうございます。」

梅「いえ、このくらいは。私は女中の梅と申します。昨日信長様をお助けになられた方だと聞いております。そんなお方にこんなことさせられません。」

もう広まってるの?!早くない?!

梅「こちらにお着替えいたしましょう。信長様からるる様にと。」

そう言って梅さんが薄い桃色と白色のグラデーションがかかった小袖を差し出す。

るる「すごく綺麗…。あ、その前にシャワーしたいんですけど…。」

梅「しゃわー…ですか?」

るる「あ、えっと、お風呂に入りたいんです。昨日そのまま寝ちゃったので。」

梅「湯浴みですね。かしこまりました。」

部屋を出て、梅さんと廊下を歩いて湯殿へ向かう。

梅「お迎えが来るまで時間があるのでごゆっくりしてきてくださいね。私はここで待機しておりますので。」

るる「ありがとうございます。」

そこまで把握してるんだ…。あ、信長様に小袖のお礼言わなきゃな…。

しばらく私は湯殿で疲れを癒やした。
/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp