第3章 恋の種を土に植えて
優実視点
私はおじいちゃん宛に手紙を書き終わると、襖の外で小十郎様の声がしたので入れた。
小十郎「失礼いたします」
優実「はい」
小十郎様は部屋に入り正座をして言った。
小十郎「明日に戦出陣いたします、この城でおとなしくしてください。
優実「無事に帰ってきてください」
小十郎「はい、お約束いたします」
次に日伊達軍は出陣した、今川軍を撃つために戦に出陣した私は戦は嫌いだが政宗様、小十郎様、足軽さん達の安否が無事であることを祈った。
残って城の兵達は忙しそうに門の警備に見回りで私はお疲れ様の気使いとして差し入れをした、喜んでくれて私は嬉しかった少しでも伊達軍の役に立ちたいから。
伊達軍が戦に行き一月が経ったある満月私は月を眺めていた今夜の満月は不気味な月で、政宗様と小十郎様の安否が心配しながら見ていた。 まるで赤い月のように私の目には見えたから気持ち次第だと思うが。