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【FF15】 同じ夢を、あなたと (イグニス・R18)

第24章 カレシとカノジョ


「ところでグレイス…女性が性的に興奮した場合はそこが濡れる…というのは知っているか?」

「濡れ、る? そ、そうなんだ…」

やはりそちらは知らないか。男は年齢が上がると自然現象のレベルで勃起することが出てくるから事前に学校で教えられるが、女性についての性教育は月経程度の情報しかなかった記憶だ。

「そうだ。…グレイス、オレもグレイスが興奮してくれているか、確認してみても良いか?」

「えっ…!?
いやそそそそれはさすがにム…」
「ダメか?」

恐らく拒否の言葉を続けようとしていたグレイスの声を遮るように許しを強請る。
互いに目に力の入った表情で見つめ合い、しばしの沈黙。

その空気に耐えかねて先に沈黙を破ったのはグレイスだった。

「うぅぅぅぅ………わ、わかったよぅ…」

この返事自体もうっかりしていると聞き逃してしまいそうな声量だったのだが、この後にさらに消え入りそうな小さな声で『さっき、イグニスが興奮してくれてるってわかったの、嬉しかったから…』と呟いた。
…あぁ、本当に、なんていじらしい。
オレにとってグレイス以上に魅力的な女性などいないのに。もう今日からは動画等の映像を見ても勃たないんじゃないかと思う程強烈な興奮に苛まれているというのに。

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